HOME>オーストラリア ワーキングホリデー体験記>アバウトオージー:お風呂
アバウトオージー
お風呂
今回のお題はお風呂です。
私は、女の子の割にはお風呂好きではありません。
入らなくてすむのであればその方が良いし(すまないから入りますけど)時間も短め。
そんな私でさえ、(日本の)お風呂に入りたいぃー!!
そう思うほど、オーストラリアのお風呂環境は良くないです。
オーストラリアに限らず、欧米諸国全部そうなのかもしれませんし、タイはもっと悪かったような気もしますが、まず、バスタブがない。そして洗い場がない。温度調節をするレバーがない。
ないないづくし、ないづくし!!
そして、シャワーが固定されていて動かない!
これは結構衝撃的でした。
日本でもホテルのシャワーは動かないようになっていますよね?
だから私は、「ホテルのシャワーは動かない」のだと思っていたのです。
しかし、いくつかの家、いくつもの宿に泊まりましたが、いつでもどこでも固定されたシャワーしかありませんでした…。
例えば、私が住んでいた家。
半畳ほどのスペースしかないところで、シャンプーは床においてある状態。
温度調節をするレバーはないのですから、赤い蛇口(お湯)と青い蛇口(お水)を順番に少しずつ回しお水のようなお湯のような物をよけながら、とりあえず体にかかってもオッケーな温度に調節することから行水はスタートします。
髪をぬらしてシャンプーを取ろうと床に手を伸ばすと、おしりがつめたいガラスにぶつかって「ひゃぁ!」
のほほんとお湯を出しっぱなしにして頭を洗っていようものなら、お湯が水に変わって「ひゃぁ!!」
背中についた泡を落とすためにクルクル回りながら、「つべたい…」となるわけです。
そうです、海外では「入浴」はできません!「行水」をするのです。
一にも二にもスピードが要求される、一種スポーツのようなものです。
私のように手際の悪い、のろまな人間には何とも苛酷なことでした。
とにかく工夫をしないと快適な行水はできないので、いくつか工夫をしてみました。
1.お風呂場には必ず、コップを持ってはいる。
お金があって見つけることが出来れば、日本で見かけるような、お湯を汲む奴(なんて名前なんでしょう?)を使えば良いと思いますが、貧乏な私は、大き目のコップで代用。
これさえあれば、泡だらけの頭でもう一度お湯の調節をしようと言う時、手を洗えるので、つるつるすべらないし、足の裏を流す時、無理な体勢を取らなくてすみます♪
2.ビーチサンダルをはく
これは同居人Aに教わりました。
ラウンド中、ちょっと汚いお風呂に入る時、ビーチサンダルを履いて入れば、直に床に触れないで済むので快適です。
けれど工夫をできないこともあります。それはお湯の調節。
何しろシャワーは固定されているし、スペースもかぎられています。
端によけながら調節していると、ネジのつなぎ目等意表を突いたところからも熱いのや冷たいのがポタッと落ちてきたりするので、油断大敵!!
お湯の量自体もかぎられているから、こまめに止めてはまた調節する。
本当、たかがお風呂、されどお風呂なのです。
そして、ラウンド中のお風呂はとにかく汚いところばかり。
日頃の訓練の成果を試す時が来ました。
トイレと同じ場所に、トイレと同じ扉。けれどそのうちの半分はトイレで半分はシャワー。
だから広さもトイレと同じくらい。
そして、薄汚れた雰囲気。
日本人は清潔好きだと実感する時でした。
普段、日本にいる時は綺麗好きとは言い難い私でさえも、ため息が出てしまうのですから。
なるべく壁に触らないよう慎重に、けれどお湯がお水に変わらない様素早く入る事が要求されるのです
お湯を出す前にシャンプーの蓋は開けておき、手早く適温に調節、コップにお湯をためます。
髪を濡らすや否やお湯を止めて頭をゴシゴシ、体もゴシゴシ、終わったらコップのお湯で手をすすぎ
再び適温に調節。体を捻りながら背中の泡も忘れず落としたら、今日の行水も終了です。
ふぅ。
ちなみに、ちゃんとしたホテルがどうなっているのか、私は知りません。なにしろ貧乏旅行者ですから^^;)
☆その後のツアー旅行で検証。全部で5個は泊まったと思いますが、1か所以外は全部固定シャワーでした。もちろんホテルのお風呂は「汚い」ってことはありませんでした。あと、バスタブは全部にありました。この辺は日本のホテルと同じ感じの作りで、むしろバスタブは大きいところが多かったです。
エピソード1
まずは日本人とのエピソード。
体験記でも少しふれましたが、エアーズロックリゾートでの出来事。
当然ドミトリーに泊まっていた私は、これまた当然共同のシャワーを利用していました。
そして、やっぱり水に変わってしまうシャワーだったのです。
でも、ツアーで一緒になった日本人の女の子達が、ツインのお部屋に泊まっていて、
「うちのシャワー使う?」と言ってくれて、シャワーを借りれたのです♪
前日、ぶるぶる震えながら頭の泡を落としたことを思うと、なんとも優雅な気分になれました。
その上、お風呂からあがったあと、あんまり私がキレイだ、リッチだと褒め称えたせいか、 「お部屋に付いてる紅茶や砂糖も持ってく?」とまで言ってくれました^^;)
「イヤイヤ、そこまでは…。」
そう言いながらも、手にはお風呂道具と紅茶一式を握り締めて自分の部屋に戻った私。
時々、海外に来たんだから!!と言って絶対日本人と話をしない人がいるようですが、
日本人との関わりも重要ね!っと思った出来事でした(^^)
エピソード2
ラウンド中のお風呂は汚いところが多い、と書きましたが、そんなお風呂でも外人さんは案外平気なようで驚きました。
トイレとシャワーの扉が並んでいるタイプの場所は、通路だってトイレと共通。
そんなところなのに、入浴後なのに、裸足で歩いて帰る外人さんを数人見かけました。
私はビーサン履いててもつま先歩きしてたのに・・・。