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ラウンド編
メルボルン
旅立ちの日
7ヶ月半に及ぶシドニーでの生活も今日で最後。
バスターミナルに行く前に、良く遊びに行っていた友達の家に寄ったのですが、そこで、私の数少ない現地の知り合いにばったり再会できました。
彼は、少し前にその家を出ていて、すごく久しぶりに、たまたま遊びに来ていたのです!
巡り合わせというのでしょうか、私はとても感動しました。旅立ちの日に会えるとは!!
何度も顔を合わせているとは言え、英語のへたっぴな私は、挨拶に毛が生えた程度しか彼と話をした事はありませんでした。
それでも、私にとっては大事な現地の人との思い出だったので、彼に一緒に写真を撮らせて欲しいと頼むと「友達だもの、オッケーさ」と微笑んでくれました。一緒にいた彼女は初対面だったのですが一緒に映ってくれました。
良い人と知り合えたという事はとても幸せな事だなぁと実感した瞬間でした。
重たいバックパックを背負って、ようやくバスターミナルへ向かい、とりあえず私たちはチェックインをすませ見送りに来てくれた友達と写真を撮ったりしていました。
でも、運ちゃんに急かされて、別れの挨拶もそこそこに2階建てのバスに乗り込みました。
まだ時間はあったので、窓ガラスに「かいてきだよ」とか「げんきでね」なんて指で書いているうちにだんだんと切ない気持ちになってきて、バスが動き出し、友達の姿が見えなくなり、見慣れた景色がだんだんとなくなってきた頃には、涙があふれてきてしまいました…。
と、ここまではおセンチ気分に浸っていた私ですが、この旅の連れであるS君は見逃してはくれませんでした。
泣いているのがばれない様に、背中を向けていたのに…。
恥ずかしいので、最終的には「私は泣いてないよ!」と意地を張り、かくして私たちのケンカとハプニングの絶えない、たのしーい旅が始まったのでした。
初のハプニング
シドニー~メルボルン間はバスで約14時間。途中いくつかの休憩がありましたが、最初の大きな休憩は、オーストラリアの首都、キャンベラでした。当然の事ながら、アナウンスは全て英語。
大して英語を話せないくせに(だからこそ?)ながーいアナウンスをなんとなく聞きながら、私たちはおしゃべりをしていました。
バスが止まり、半分以上の人がおりたので、私たちも外へ出る事に。
初めての土地だし、夜も遅い事から、開いているお店なんてあるのかな?ときょろきょろしていると、
バスが突然動き始めたではありませんか!!
荷物の大半はバスの中、しかもまだ旅の最初なのに、だいたい半額チケットだからこの先のバス代、返金きかないのよ!
色々な事が頭の中を駆け巡っている状態で、私たちは二人して猛ダッシュ!!
もちろん(?)私は鈍足なので、追いつくなんて到底無理。S君が走っているバスに無理矢理乗り込みました。
「でも待てよ…」バスが止まったのを見て安心した私は、急に冷静になり
「もしかして、長い休憩だから単に駐車場へ移動しただけ?」
その読みは見事的中。運ちゃんから嫌そうに説明された私たちは、とぼとぼと食事する場所を探し始めたのでした…。
教訓:人の話しはちゃんと聞きましょう。
絶対説明してたはずですからね^^;でも、この時は心底「一人じゃなくて良かったぁ」と思いました。
一人だったら追いかける事もできず、一時間おろおろしていたに違いないから…。
首都なのに、そんな思い出のみを残し、私たちはキャンベラを後にしたのでした。
メルボルン観光
とにかく無事メルボルンへ到着する事ができた私たちは、予約しておいたYHAを探す事に。
しかし、ここで問題が一つ…。私は方向音痴。地図を見てても間違えちゃうのに、何故か決断力だけあるので、簡単に迷子になってしまえるのです。
この時も、後で考えたら遠回りをして、なんとか宿に辿り着く事ができました。
でも、メルボルンと言う街はとってもシンプルな造り。
きちんと碁盤の目のようになった道路と、そこを走るトラムのお陰で、方向音痴な私でも簡単に観光できました。
街を走るトラム
とにかく、かわいい街並というのが第一印象で、初めに訪れた街がここだったのなら、シドニーの事が好きにはならなかったかもしれないと思うくらいでした。
ヨーロッパを旅行した事がないので、イギリスと似ているといわれてもピンと来ませんが、政府の建物はほとんどが、(私が見ると)大きな美術館かと思うくらい豪華で、異国情緒に浸りきっていました♪
さて、そのかわいらしくって、豪華な街並みのメルボルンで私たちが最初に行った大きな場所はどこだったと思いますか?
カジノだったのです…
(もちろん、昼間のうちに市内を回ったりはしましたが、たいした物は見なかった)
ここが、私たちの旅のもう一つの目的(!?)「カジノカードラリー」の出発点となったのでした…。
蛇足ですが、この日私は軍資金A$10で、70ドル勝ちました♪
■ HOW TO ~カジノ~
カジノで勝つ方法!!と行きたい所ですが、単なるカジノカードの説明です。
私たちが行った4つのカジノではカードが作れるようになっていました。
クレジットカードのような物ではなく、スロットに差し込んでおくとポイントが貯まっていくという物でした。
シドニーとメルボルンでは最初にカードを作った時に数ドル分フリーの特典があってお得でした♪
長くその土地にいる場合、貯まったポイント数に応じて、カジノでのみ使えるクーポン(A$5相当とか)が送られてきたり、シドニーではソフトドリンクがフリーだったりと、良い事だらけ。
しかも手数料を取られないので、想い出としてそのカードを持ちかえるだけでもなかなか楽しいです。
換金レート
一般的に、町中よりも良いレートで換金できるようです。
賭け事に興味がなくても、中を見て換金して帰ってくるだけでも楽しいかも。
それ以外にもフィッツロイ公園(単に広い公園!?)やクイーンビクトリアマーケットに行ったりしました。
私の印象に一番残っているのは、St.Patorik教会。中に入る事が出来たのですが、本当に奇麗で、威厳があって、キリスト教徒でもないのに、お祈りしたくなったほど。(でも、何故か柏手(かしわで)打ちそうになってた私はやはり日本人)
セントパトリック教会
それからコモ・ハウスと言う(日本で言えば武家屋敷みたいなもの??)立派なおうちを見に行きました
もちろんその家自体豪華だったし、素敵だったのですが、特筆すべきは、そこにいたガイドのおばあちゃん♪なんともかわいらしいおばあちゃんでした。
英語が良くわからない分、一生懸命聞く私たちの真剣な表情に触発されたのか、もともとそういう人なのか、とにかく一生懸命説明してくれて、30分のガイドのはずが、終わってみれば一時間が経過していました。
ピアノを弾かせてくれたり、もう少し前に来ても良いよと言ってくれたり、とても親切で、このおうちが大好きなのが伝わってきて、とても楽しい時間が過ごせました。
コモ・ハウス
乗る予定だった観光電車。発車時間に間に合わず
出発する姿をギリギリ撮っただけになりました。
これでメルボルンのお話は終了です。グレートオーシャンロードのツアーに参加した分も載せるつもりでしたが、このページが妙に長くなってしまうので、独立したページとして載せる事にしました。
と言うわけで、次はアデレード…ではなく、グレートオーシャンオードの旅をお楽しみに♪