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ラウンド編

エアーズロック2

出発直前

オーストラリアは北半球にあるため、南へ行くほど寒くなり、北へ行くほど暖かくなります。
メルボルン・アデレードは南にあり、エアーズロックは真ん中にあるため、今までジャンパーを着ていたのに、突然昼間は半袖でも良いくらいの気温になりました。
旅が始まって約二週間が過ぎて、そろそろ疲れがたまってきたところに、この温度変化。
私はこの夜、熱を出してしまいました。

一応薬を持っていたので、それを飲んで少しだけ早めに寝ることに。
明日はエアーズロックに登ると言うのに…。自分の体力の無さを実感しました。

朝起きると、まだ体はだるいものの熱は下がっていたので、登岩することにしました。
この日は、日の出も見るツアーだったので、かなり早起きしました。
体力を使うので、少し早めに起きて、朝食用のサンドイッチも用意して準備万端!!
ところが、S君がなかなか出てこない。男女別々のドミトリーだから見に行くわけにもいかず、ウロウロ・オロオロ。少し青筋が立ちかけたものの、ツアー出発直前にやーっと登場。エアーズロックに向けて無事出発できたのでした。

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登岩

朝日を見ながら、サンドイッチを放心状態で食べた私。
相当眠かったようで、その時撮った写真は封印しました。(あまりにもひどいから…)

登岩口に到着する直前にエアーズロックに付いての説明がありました。

■ HOW TO ~エアーズロック~

心得のような物ですが、エアーズロックはアボリジニ(原住民)の聖地です。
一応観光客用に、チェーンを張って登れるように作ってはありますが、アボリジニの人からすると登って欲しくない場所。
だから、その気持ちを考えて、登るか登らないか決めて下さいと言うことを、ツアーで行くと言われます。

日本人は登る人が多いようですが、(私たちも登りましたし)キリスト教など、信仰心の厚い人は登らないで帰ることも多いようです。
私の友達は、ヨーロッパ系の人が多いツアーだったため、他の人はその説明を聞いて登らないことにしたようで、自分だけ登るわけにもいかず、眺めて帰ってきた人もいます。
雨が降って(しかもどしゃぶり)登れなかった人もいましたけど…^^;)

そうは言っても登る気満々で来ていたので、申し訳ないけれど私たちは登ることにしました。

最初の登り口は何もついてないただの岩があるだけですが、10メートルくらい登ると、チェーンが張ってあります。
それにしがみつきながら、登るのですが、日ごろの運動不足がたたってなかなか進みませんでした^^;)
登山に慣れている人は大丈夫なんでしょうけれど…

登岩口のチェーンのあたり
登岩口のチェーンのあたり

なんとかチェーンの部分が終わってまた一休み。ここで、高さは3分の2、長さは3分の1終了したくらいです。
このチェーンの部分さえ気を付ければ、落ちる心配はほとんどありませんが、無理な体制で写真を撮ろうとすると、ちょっと危険です。

チェーンの部分が終わったら、普通に立った状態で歩けるのですが、白線にそって歩いていきます。
しかし、良く見るとその白線に文字が書いてあるではありませんか。
中には英語や他の文字もありましたが、一番多かったのは日本語のように感じました。
書いたらいけない、と言うことはないのかもしれませんが、なんとなく「やめれば良いのに…。」と思ってしまいました。

チェーンのところが終われば、結構平らなところも多いです
チェーンのところが終われば、結構平らなところも多いです

ものすごい風の中、ただ黙々と頂上を目指して歩いていると、結構段差が多くて、よじ登ったり滑り降りたり、なかなか大変でした。でも、時々外人さんが手を貸してくれたりして無事突破。やっぱりじぇんとるまんだわ♪
まだ本調子じゃないので少し辛かったのですが、一度、心臓のあたりに手を当てながらも歩くおじいちゃんに遭遇。
しかも、そのおじいちゃん、谷間でじたばたしている私に手を差し伸べてくれました!!
細いおじいちゃんだったし、さすがに私の体重を支えきれないだろうと思って、断りましたが、私もがんばらねば!!と思いました。でも大丈夫だったかなぁ…。

約一時間半かけて頂上に到着!!苦労した甲斐あって、素晴らしい眺めでした。
一応ごみ箱くらいの大きさの物が置いてあって、ここが頂上だと分かるようになっていました。
当然そこで写真を撮ったのですが、何故か、隙間にゴミが…。
おばさん根性が現れて、「全く近頃の若いもんは!」って気分でしたね。(年寄りが捨てたかもしれないけど)皆さんゴミは持ち帰りましょう。

頂上にあったごみ箱チックな物
頂上にあったごみ箱チックな物

360度の地平線。雲の影が、何もない大地の上を動いているのが印象的でした。
部分的に見ると、ただ何もない土地だけど、辺り一面何もないなんて、すごいことですよね。
オーストラリアの広大さを実感しました!!

雲の影
なーんにもないので、雲の影が地面に落ちているのがはっきりわかります

とっても運動音痴で方向音痴(関係ないけど)な私でも登れたので、大抵の人は登れると思います。
チャレンジしたいけど…と悩んでいる方、ご安心下さい♪おじいちゃんも登ってたし…ね。

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ハードスケジュール

えっちらおっちらエアーズロックを降りて来て、宿に戻った私は、かなりへろへろな状態になっていました。
しかも次のツアーは、3時から。お昼を食べて少し休憩したらまた出発するのです。
作るのも面倒だし、たまには買って食べようかと思ったのですが、却下され、作ることになりました。
食べおわって、少し眠ったものの疲れも取れないうちに出発。
だんだん、体調と共に機嫌まで悪くなってきた私を乗せて、バスはマウントオルガ・風の谷に到着。
風の谷のナウシカのモデルになった場所と言うことでした。

結構歩くので、夏場は水を持って入らないと脱水症状になるそうで、私たちは秋に行ったのですが、一応水筒を持たされました。
ふらふら歩いている私の横で、写真を取りまくり、ツアーからはぐれかけているS君を見るうちに、だんだんと腹が立って来ました。
折り返し地点で写真を撮るのに、S君から指示を受けていた時、あんまり時間がかかるので、私はついキレてしまいました…^^;)
ただひたすら歩いて、「私は体調が悪いんじゃぁ!!」と半分は八つ当たり状態。

背中にはたくさんのハエが
そんな私の背中にはたくさんのハエが(笑)
有名なあの帽子が発明されたわけがわかりました。

体力に自信のない人は、スケジュールには余裕を持たせた方が良いですよ(T_T)。
二人旅の大変さも思い知ったツアーでした。S君もそう思った事でしょう…。

しかし、私は単純なので、その後のサンセットBBQの時間、同じツアーの女の子達と一緒に食事するうち、そんなことも忘れていました。エアーズロックのサンセットはあまり赤くならなかったのですが、オルガのサンセットはなかなか良い色に染まって、とても奇麗でした。
この時、初めてカンガルーの肉を食べました!
ちょっと固かったのは焼き方のせいなのか、そういうものなのかは不明でしたが、普通に食べられました。

サンセット
サンセット。良い感じに赤くなっています。

ようやく宿に戻り、ベットに辿り着いた私は、その日は熟睡。
固くても、あまり奇麗じゃなくても、休める場所があるって良い事ですね♪
次の日の朝、BBQで知り合った女の子達が、お風呂付のツインの部屋に泊まっていると言うことで、
お言葉に甘え、シャワーを借りました。共同のシャワーは時々水になるのでとっても助かりました!!

出会った女の子がみんなとっても親切で、楽しい子ばかりだったので、私は本当にラッキーだなぁと思いました。
再会したMちゃんとも、おしゃべりしたり、ツアーの途中ですれ違う度に手を振ったり、楽しめたし。
でも、最後は、出発直前になっても現れないS君を探して、YHA内をバタバタ走り回りながら、「また会おうね!!」と叫んだのでした。はぁ。

なんだか、書き足りないくらいですが、エアーズロック2も終了です。
次はアデレードに戻ってから乗った、インディアンパシフィック号のお話です。お楽しみに♪

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