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ラウンド編

インディアン・パシフィック

オーストラリアが誇る豪華列車インディアン・パシフィック号。(略してインパシ)
シドニー~パース間を3泊4日で移動します。

呼び方は色々ありますが、一等寝台(ファーストクラス)・エコノミー寝台・座席車(コーチ席)に別れています。
他にも、食堂車やラウンジカーがあって快適に過ごせます。

私は、ラウンドの中でのこだわりとして、エアーズロック登岩とインパシがあったので、大・大奮発して、ファーストクラスを利用しました。
料金はA$805でした。正確ではありませんが、エコノミーがA$520位、コーチ席でもA$257はしていました。
ちなみに、私はアデレードから乗車したので、もしシドニーから乗っていたら、これに20%は上乗せした金額になると思います。
※2012年現在では$1,400になっていたので、この当時は安かったんですね~

インパシは毎日運行しているわけではないので、私は結局アデレードで日数調整をしました。

ファーストクラスは、3食付で、他にもモーニングティーサービスがあったりします。
部屋にオリジナルポーチが置いてあって、中にはホテルなんかに良くおいてあるようなアメニティーグッツが一通り入っていました。
シャンプー・リンス・せっけん・歯ブラシ・つめ磨き・コットン・ヘアバンド等女性には便利な物が入っていました。
シャンプーなどはバックパックの中に当然入っていましたけど、なんだかリッチな気分を味わえました♪

インディアン・パシフィック号
インディアン・パシフィック号
なぜかこの1枚しか写真を撮っておらず・・・
もったいないことをしました

一人旅

さてインパシに乗り込んだ私ですが、あくまでも「私」、「私たち」ではありません。
そう、ここから2泊3日は別行動なのです!
別にケンカが原因だったわけではなく、お金の問題ですね♪
究極の貧乏人S君は、インパシに乗るお金がありません。
しかし、私はどうしてもインパシに乗りたい!そこで、別行動をすることになったのです。
S君が利用した「バス」と、私が乗ったインパシの比較をすると…

  バス インパシ
金額 A$92 A$805
所要時間 33時間 37時間

この表を見る限り、インパシって高い割に速くないじゃん!!!って思われると思いますが、正しくその通りです…。ただし、快適さが違うのです!

コーチ席の場合あまりバスと変わらないかもしれませんが、寝台だったらベットに出来るのでとても楽チン。
エコノミーは乗っていないのではっきりとは分かりませんが、二人部屋のため自分だけベットを出すわけにはいかないようで相手の人と相談して寝る時間になったら、お互いベットを出していたようです。

ファーストクラスは、個室で(家族向けに2人部屋などもあります)壁からベットを出すと言うか、壁を引っ張るとベットになっているのです。部屋の広さは2畳くらいのものだったので、ベットを出すと、普通の椅子は下に隠れてしまいますが、夜は快適に眠れました。

そして朝、頼んでおいた紅茶を飲みながら、日の出を見るのです!!
今までの旅が旅だっただけに、なんとも感慨深い光景でした。
480kmは続いていると言うナラボー平原を眺めながら、本を読んだり日記を書いたり。
本当に優雅な生活♪食事の時間になるとアナウンスが流れるので、食堂車に行ってコース料理を食べたり!!

突然水が出るシャワーも、汚いシーツもない、チャーハンなんて出てこない生活って素敵だわ、と束の間の幸せに浸っていました。
好きなことを好きな時間に自分のペースで出来ると言うのは、本当に気楽で、一人旅も良いもんだわ♪

ところが、一つ落とし穴が…。ファーストクラスはお年寄りが多いと言うことです。
値段が高いので当然なのですが、私が乗った時は、多分私が最年少。
他に東洋人は乗っていませんでしたし、ちょっと浮いてたような気も…。
それでも、3人で旅行中のお年寄りと相席になった時は、どこから来たの?なんて会話をしながら食事したり、少ないとは言え20代後半の若者もいたので、その人達と相席にしてくれたり、なかなか楽しめました。

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ナラボー平原

インパシに乗っていて見えるのはナラボー平原だけと言っても過言ではありません。
ここで意見が分かれるのが、「飽きる!!」と「ステキ!!」なのですが、私は後者のタイプ。
確かに、何が面白いってわけではありません。ひたすら土と木だけが続くのですから、飽きることは飽きます。
でも、その飽きるほど続く平原があるって事に感動して、どこまで続くのかなぁとついつい眺めてしまうのです。

そのナラボー平原が終わって、すぐに出てくるのがカルグーリー(Kalgoorie)の街で、そこで一時間ほど休憩があります。
バスのツアーが列車の時間に合わせて来ていて、間に合うよう帰って来てくれるのです。

私は、なんとなくまた乗り物に乗るのが嫌で、少し駅前を歩いた後、ホームでぼんやりしていました。
食事の時相席した老夫婦が、ツアーから帰ってきた時、ホームで座っている私を見つけて、「誘ってあげれば良かったわね」ととても残念そうにしていました。
食事をしてる時の私の英語力から、ツアーが出ていることを理解できなかったのだと思ったようでした。一応今回は理解した上で行かなかったのですが、その心配してくれる気持ちがとってもうれしかったですね♪

ここまでくれば、パースまで後少し。
私は食事の時以外はほとんど自分の部屋で過ごしていました。
もちろんラウンジがあるので、そこで誰かとおしゃべりしても良いのですが、この時は、なんとなく、一人の時間を楽しみたくてぼんやり過ごしていたのです。
何しろ忙しなく移動を続ける旅でしたから、休憩というか…、のんびりしたかったのです。
でも、さすがに淋しくなってきた頃、ようやくパースに到着。
優雅で快適なインパシの旅も終了。
貧乏旅行をしていたからこそ、快適に感じたのかもしれませんが…。
次に乗ることがあれば、人との出会いの多い、エコノミー席でも良いかもしれないなぁとも思いますが、本当に旅の良い思い出になりました!!

以上インディアン・パシフィック号のお話は終了です。
次回は遂にこの旅の終点パースに到着です!!お楽しみに♪

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