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ラウンド編
南パース
レンタカーの旅
パースの南にはいくつもの町があり、一つ一つは大たことないと言えばない町なのですが、レンタカーで一週間かけて回るのも良いかもしれない、という事でこの旅は始まりました。
と言っても、この企画、アデレードで同じ宿に泊まったKちゃんとEちゃんの二人から出たものです。この二人はS君と同じバスに乗ってパースに到着。しかも同じYHAに泊まったので、3人で話をまとめてくれたのでした。
しかし、私は実は人見知りする性格。正直、最初はちょっと嫌でした…。
S君がもうOKしてきちゃったので仕方なく、「楽しそう♪」と微笑んでいました。(嘘吐き?)
ところが、始めて見ればとっても楽しくて、何事もやってみないといけないなぁと反省しました!
さて、話もまとまったし、いざ出発!!なのですが、私は免許は持っているけど運転は出来ない(つまりはペーパー)
Eちゃんも以下同文だったため、運転はS君とKちゃんがすることになりました。
これから一週間よろしく♪では、おおざっぱな地図を片手に出発進行!!
レンタカー
初日
最初の目的地はバンバリー(Bunbury)!
出発前にYHAのオーナーであるおっちゃんに、見所を聞いたのですが、何しろ英語。
分かったようで分からない…。しかし、イルカが見られるらしいと言っていた(様に思う)ので、期待していました。が、イルカのツアーはやってないし、海は汚いし…。
おーい^^;)って感じでした。でも良く考えたら今は冬、期待されても海だって困っちゃいますよね。
きっと全体的に、夏行けば「青い空、白い雲、透き通る海!!」を味わえたのだと思います。
良く分からない岩を見ただけで、この町とはさようならして、次の目的地ダンスボロー(Donsborough)に向かいました。
この町では宿を取る予定だったので、早速チェックイン。ここでの観光は灯台と水車。
しかし、水車は…ものすごーく小さく、苔なのかさびているのか、悲惨な状態のものでした^^;)
灯台では奇麗な夕焼けと、不思議な虹が出ていたので、しばらくの間見とれていました♪
宿は、この旅の間全部YHAにしました。他がダメということではなく、YHAだったら、オーストラリア国内にあるYHAの地図や料金、ランクなどが書いてある冊子を持っていたので、探し回らずに住むだろうという理由からです。
町の中心地で探せばバックパッカーズなんかもすぐ見つかるのでしょうが、この方が安心感もありましたし。
そんなわけで、ここでの宿もYHA。丁度4人部屋だったので、私たちで一部屋貸切♪
この辺り(つまり田舎の方)まで来ると、宿泊客も外人さんが多くなり、日本人は私たちくらいのものでした。
あと、この辺りから寝袋かシーツを持っているか聞かれるようになります。
持っていなかったら有料(A$1くらい)で借りることになります。
私はシドニーで買ったシーツを、日本に持ち帰るつもりで持っていたのでそれを使いました♪
地図の恐怖
冒頭で言ったように、私たちはおおざっぱな地図しか持っていませんでした。
そんなに道があるわけじゃないし、国道が書いてあるから大丈夫かな?と思っていたのですが、ちっとも大丈夫じゃない!!それほど深刻な迷子はありませんでしたが、とにかく、すんなり着けたためしがない…^^;
しかも運転できる人間は二人。交代したら寝ていたりするので、必然的にナビはペーパードライバーの私たちがすることに…。
「あ、その交差点右折かも!!…遅かったね?」
「なんだか行き過ぎちゃったみたい…。」
こんなセリフが飛び交う中、車はどんどん進んでいくのでした。恐ろしい(T_T)
一応地図は一生懸命見てるし、看板も見てるんですけどねぇ。
おおざっぱな地図しかない時に、ペーパーでしかも方向音痴な人にナビをさせたら命取り!!?
そんなこんなで迷子になりながらも、私たちの観光は続きます。次ぎは鍾乳洞へ。
奇麗だったけど、恐がりの私にはやっぱり早く出たいところでもありました…。それほど神秘的って事ですけどね。
その後ワイナリーに立ち寄り、テイスティング(良いのか!!?)して、今日のメインイベント、インド洋と南太平洋が同時に見れる岬に到着!!
もちろん、はっきり点線でわけてあるわけじゃなし、ただの海にしか見えないのですが、何となく…ね。
すごい風の中、記念撮影を済ませた私たちは次の町ペンバートン(Pemberton)へ向かったのですが、忘れもしない、17:30!私たちはカンガルーに遭遇しました!!
カンガルーならこの旅行中何回も見てるじゃないかとお思いのあなた!それは甘い!!
時速何十キロも出している車のライトに、道路上にちょこんと座っているカンガルーが突然照らし出されたのです!!
その時運転していたS君はとっさにハンドルをきゅるきゅるっと切ってよけましたが、もし対向車がいたら…。S君曰く「対向車がいなかったから、ああやってよけた。」そうですが、私はそういう場合もっとも死亡率の高い助手席に座っておりました…(T_T)
あー、恐ろしい。油断大敵オーストラリア!!ですね。
ちなみに、そのままカンガルーを跳ねた方が安全かといえば、そうでもないそうです。
かなり大きな図体をしているので、こちらの被害も大きく、場合によっては命も落としかねないのです!
だから現地の車にはカンガルーバーが取り付けられているそうです。
皆さん、田舎を夜走る場合はカンガルーに御用心!!
のどかな風景
こういう所をのんびり通るのもレンタカーの旅の良い所です
観光色々
ちまちまとした観光名所を他にもいくつかまわりましたが、なんたらロックって言うのが多かったように思います。
「なんたら」に見える岩ですね。一番らしかったのはドックロックで、バランス良く乗ってるからバランスロックとか、お茶目なものが多かったです。
ドックロック
これが一番「なるほど」と思った岩でした。
あとは、高い木シリーズ。木の上の方に橋が作ってあって歩けるようになっているところや、約65mの木に登れる公園などです。これは、木に太い鉄の釘みたいのが螺旋状にさしてあるのを足場にして、はしご感覚で登っていくという高所恐怖症の人にはありがたーい物です。
何度か申し上げている通り私は運動音痴、しかも高いところも苦手な恐がり屋さん♪
10歩も登ったところで大満足して、やめておきました…。でもS君は当然ながら、EちゃんとKちゃんも登ってました!!
本当、ワイルドな二人だ^^;)
高い木シリーズ1
65mの木、の周り。登らなかった私は近くにいた鳥を撮影(笑)
高い木シリーズ2
木の上の方を歩けるところ。私でも大丈夫でした。
しかし、一番の見所は何といってもホエールウォッチング!!これはアルバニー(Albany)の町でした。
季節的に丁度始まったばかりだったので、鯨はみられなかったのですが沢山のイルカに会えました♪
ワイルドなKちゃんも、舟がだめらしく乗船拒否!S君も船酔いでダウンしていたため、私とEちゃんの二人ではしゃぎまくり!!
林家パー子が二人!?って勢いでイルカの写真を撮っていました♪
これ、イルカなんです。
途中でマグロを釣る時間があって、私たちが釣ったわけではないのですが、そのマグロを持って帰って良いとのこと!(と言っても本マグロじゃないので小さい)
「君たち持って帰る?」って船長さんに聞かれたので、即座に「YES!!」その日は豪華なでぃなーになりました♪
実際にはなんて魚なのか・・・
とにかく美味しかったです
そしてこのディナーがこの旅最後のディナーになりました。早いもので一週間が過ぎ去ってしまったのです。
翌朝はパースに戻りながらの観光。一番有名な観光地ウエーブロックに行きました。
ここは、わざわざツアーで5時間もかけてやってくると、かなりつまらないところだと思いますが、私たちのように「ついでに寄っただけ」って人には良い場所でした。この旅の中では一押し!!
ウェーブロック
そして、今までの「1日にすれ違う車10台くらい?」の生活から一変、信号のたくさんあるパース市内に到着したのでした。
最初は嫌だったはずのこの旅でしたが、終わってしまうのが淋しくて仕方ありませんでした。
一つ一つは大した事のない観光地でも、それをみんなで探し歩いてみつける喜びとか、全然知らなかったものに出会える喜びが味わえました♪
まだまだ細かいところを紹介しきれていませんが、南パースの旅はこれにて終了です。
次回はとうとう日本へ帰国するまでのお話です!!お楽しみに♪