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シドニーでの生活編

ルームシェア2 ~英語でケンカする~ の巻き

家探し

ルームシェアの巻きの時に住んでいた家はとても快適でしたが、唯一にして最大の問題がありました。
それは英語を使わないで暮らせると言う事です。
これじゃあ、どんなに快適でも、オーストラリアにいる意味が無い!
そこで私たちは、外人さんとシェアするために物件探しをはじめました。

■ HOW TO ~家探し~
新聞のAccommodation(宿泊)の欄を見て、電話を掛ける。
確か土曜日版にたくさん掲載されていました。ただし、これは色んな人を対象に出しているため、ある程度の英語力が必要かもしれません。私はこの方法で決めた事がないのでなんとも言えませんが…。
日本語の情報を提供しているところへ行く
特にSydneyはそういう情報センターがたくさんあります。私が帰国する直前に、無料で利用できるところもできましたし、私は年A$20(くらい)で情報の閲覧、掲示が出来るところを利用していました。
外国の人とのシェアも案外載っていて、他にもTVの売り出しや、仕事の情報なども載っているので、一つは行ってみると、役立ちますよ。
詳しくは→「家探しについて」をどうぞ

いくつかの物件に電話したり、実際に下見に行ったりして、一つの家を見つけました。
住んでいる人はオージーの母娘。
お母さんは英語の教師をしていて、英語の事を聞いても良いわよと言ってくれました。
娘は6歳で、ちょうどおしゃべりするお年頃♪
ここしかないなと思いました。
当初、いつまでも二人じゃねぇと言っていたにもかかわらず、「二人の方が安いしね。」と言い訳して、結局またルームシェアする事にしていたので、二人で住める広さの部屋も気に入ったのです。

ただ、少しお風呂やトイレが汚い感じだったのと、ややCity(中心地)から遠い事が気になったのですが、まぁ、大丈夫でしょうと、そこに住む事にしたのでした。
後でとっても後悔するとも知らずに…。

リビング
↑共有スペースであるリビングです。
全体的に古い感じですが、結構こんな感じのところが多かったです。

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お引越し

前回、ホームステイ先からフラットに引っ越す時に、バスを利用してむちゃんこ大変な思いをした私は、タクシーを使う事にしました。
電話をかける勇気が無かったので、道でタクシーを待つ事に…。
案外すぐに、大き目のタクシーを拾う事ができたので、荷物を運び始めると、運ちゃんが手伝ってくれました。

到着してすぐ、ベットを運び込む私たち・・・何故か?
ベットも布団も用意すると言っていたお母さん、いざ住む事が決まってしばらくしたらベットと布団は一つしか用意していないと言い出したのです。
二人で住む事は言ってあったのに…
しかし、お金も払ってあるし、私たちの英語力が低く言っている事を勘違いしていたのかもと、情報センターで探して、調達しておいたのです。

これで寝られる…と思ったら大間違い!寝られる事は寝られますが、布団がない!!
そう、ベットがないなら、布団だって当然用意されていなかったのです。
しかも布団は売り主の都合で、次の日の受け取りだったため、その日は布団は一つだけ。
「あなたは風邪をひきやすいから。」と同居人Aは布団を私に譲り、自分はバスタオルを掛けて寝たのでした…。
君は良い奴だよ同居人A(T T)あとタクシーの運ちゃんも♪

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食い違い

何とかベットも布団も揃い、ほっとしたのも束の間、また新しい問題が発生しました。
事の起こりはある朝、私が英語の勉強のために日課として見ていた「セサミストリート」

その頃の私は、7時頃起きて日記を書く。同居人Aが起きたら一緒に朝食をとり、学校へ行くのを見届けた後、セサミストリートを見る。そこで聞き取れた英語を辞書で調べたり、参考書を読んだりして勉強する。という流れで午前中を過ごしていました。

家が変わってもその習慣は続けないと、だらだらすると思い、その日の朝も私はTVの前に座っていたのでした。
すると後ろから、「Oh!Naughty girl!」と言う声が…
(クリスの話で出てきた「わんぱく小僧」的意味の言葉ですね。)
へっ?と振り返ると、お母さんが苦笑していたので、私は、23歳にもなる女が、子供向けの番組を見ている事に対するコメントなのだと思い、「てへへっ。」と笑って、「私の英語力では、子供向けの番組がちょうど良いんだ。勉強になるよ。」と説明しました。

しかし、彼女はそういう意味で言ったのではなかったのです。
「消しても良い?」と疑問文を投げかけながらも、プッとTVのスイッチを切ってしまいました!
私の英語が通じなかったのか、聞こえなかったのか?!少し青筋が立ちかけた状態でお母さんを眺めていると、母「この番組じゃ勉強にならないから、ニュースを見た方が良い。」
私「ニュースは難しいし、日課だから見たいんだけど…。」
すると、「この番組は(娘の)教育上よくなし、私たちはオージーだから、アメリカの作品は好きではない。
TVは見ても良いけど、イギリスかオーストラリアの番組だけにして欲しい。」と言われたのです。

このままではTVが見られなくなると焦り、私はアメリカ英語とイギリス英語の区別がまだ出来ない事、勉強の意味もあってみている事、を告げました。
しかし「TVガイドを買ってくれば(あくまで私たちが買う)チェックしてあげるから、丸の付いたのだけ見て。」と言われてしまい、この時はそれで話がおさまりました。

けれど、いざ丸をしてもらったら、その番組数の少ない事!
しかも映画など、私が見たい物はほとんどが無印で、しかもしかも丸印を付けてくれたのは、最初の一週間だけだったのです…。私はTVを諦めました。

他にも、使って良いと言っていた洗濯機は貸してもらえず、コインランドリーの場所を教えてくれたり、昼間に料理をしていると、暑いから火を使わないでと言われたり朝は自分達が風呂を使うから、8時前は使うなと言われ8時半に入ろうとしたら、その頃使っていたり…
私の怒りは徐々に溜まっていったのでした…。ケンカ売ってんの!!?と。

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ついに爆発!

私のストレスは日に日に溜まっていきました。そして、引っ越して2週間目の土曜日のお昼…。

友達と約束をしていた私は、少し早めに準備をして靴を履いていました。
それを見たお母さんは「あなたは昨日掃除をしなかったから、今日やってね。」

最初に、週末に掃除機をかけ、床を磨くのが私たちの担当と決まっていました。
けれど、週末は出かける事が多いので、もし、出かける時は他の日になるけれど、週に一回は必ずする事も話しておいたのです。もちろんその時は「それで良いわ。」と彼女も言っていました。

だから私は、「今日はこれから出かけるから、夕方帰って来たらやるね。」と言ったのです。
しかし、彼女はむっとした表情で、「これはホームステイではなくてシェアなのだから自分の仕事はするべきだ、今すぐ掃除をしてちょうだい。」と言い放ったのです。
誰もやらないとは言ってねぇだろう!!とプチ切れた私は、「わかってる。でも用事があるから帰ったらね。」と言い返しました。が、「明日母が来るから、今日やって。」「それからお鍋に食べ物を入れたままにしないで。」と更に言ってきたのです!

鍋に物を入れたままにしておいた事は今まで一度もなかったし、今日入っていたのは、朝あたためたカレーをお昼にも食べる予定で、数時間入れておいただけだったのです。
しかも、彼女はしょっちゅう入れっぱなしにしていたので、言いがかりとしか思えませんでした。

私はすっかり頭に血が上ってしまい初めて怒りをあらわにしたのでした。
「やりゃぁ良いんでしょ!」とばかりに、ばたばた音をなてながら掃除機をかけ、鍋を奇麗にし、無言で出発。

こうして、私たちの戦いの火蓋は切って落とされたのです。
ここから先はあまりにも悲惨な争いのため、割愛させて頂きますが、この戦いのお陰(?)で私が「文句系英単語」をたくさん覚えた事は確かです…。
ある日、辞書を熱心に調べる私に、同居人Aが「何調べてるの?」と聞き、「あんた最低ってなんて言うのかなっと思って。」と答えると、目が点になっていました…。
(結局は使いませんでしたけどね、一応調べてみただけで^^;)
言いたい事の100分の1も言えないし、英語の勉強はしておくもんだ。
けんかをする時、辞書を持ってするのは相当間抜けでしたしね。
でも、辞書をひいても、文句系英単語はあまり載っていないです。(経験者は語る…)

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まとめ

このように、現地の人と住むという事は、色々な問題も抱えていると思います。
けれど、私以外にも彼女とシェアした人達はいたはずで、うまく行っていたのかもしれません。
つまりは、私との相性が悪かったという事でしょうか。

「Noと言える日本人」を意識して、ガイドブックにあった「きちんと意見を言おう」を実践しすぎた、というのもありましたから、私もいけなかったとは思います。
なによりもこの悲惨な争いの最中、同居人Aは一度も戦う事はなかったのです!
またしても短気は損気を地で行く私…。

ただ、何回か言われた言葉でどうしても納得行かなかったのが、「そんなこと言った覚えはない、あなたは英語が上手じゃないから、勘違いしているんだわ。」
と言う物です。
確かにその可能性はありますが、私よりは英語の上手な同居人Aと二人が確認した内容で英文としても簡単で、理解できた事でも、食い違っている事を指摘するとそう言い返されたので、ごまかそうとしている様にしか見えませんでした。
こういう問題は、他でも起こりうる事だと思います。

オージーが全員こんな人ではないし、むしろフレンドリーで良い人の方が多いと思います。
いちゃもんつける日本女性も少ないだろうと思いますしね…。
がまんするのも良くないけれど、言ったら言ったでケンカになる。
私の失敗を踏み台に、皆さんは楽しい生活を送って下さいね。(^^ゞ

そうそう、何が幸せを運ぶかわからない物で、この時一つだけ良い事が起こりました。
日ごろからクールで、喜怒哀楽の激しくない同居人A(つまり私とは正反対!)が一度だけ、お母さんに反論していました。
「あの子は最初良い子だと思ったのに、最近は嫌な感じだ。」と言った事に対して、「それは、あなたがそうさせているんだ。」と。
これを聞いた時私は本当に感動しました。そして逆に反省もしたのでした。
これこそ、「言うべき時」。私のは単なるわがままだったのかも知れないと。
この反省はあくまでも、自分自身と同居人Aに対してで、お母さんに対してではありませんでしたが…

以上、私の英語力のなさと、短気さがわかるエピソードでした!!
本当はまだまだ言い足りない!こんな短気な私の今後はどうなってしまうのでしょうか?
次の巻きに続く…

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